6位入賞した渡辺一平(19)と寮で同室の水泳部員が、渡辺の寮生活を語った。

 渡辺が通う早大所沢キャンパスでは、水泳部員らがパブリックビューイングを観ながら応援。寮で同室の大沼健さん(4年)も声援を送った。

 大沼さんは「渡辺は昼ご飯にカップ麺の「一平ちゃん」を食べていた。4つほどを段ボールにストックしていた」と話す。食べていたのは4月の日本選手権から5月のジャパン・オープンの1カ月間ほど。普段の渡辺は栄養に気を使うというが、「自分へのご褒美だと思います。『食べたいものは食べたいときに食べるものだ』と話してた」と振り返る。自身と同じ名前の食品を食べることについて「『俺、共食いしてる』と笑いのネタにしてた」と、無邪気な一面を明かした。

 共に過ごしてきた渡辺の晴れ姿を見て「センターレーンで泳いだのはすごい。4年後の五輪に向けて頑張って欲しい」とエールを送った。そして「お疲れさまの意味を込めて、一平ちゃんとすしをあげたい」と帰国を待ち望んだ。