五輪初出場の土性沙羅(21=至学館大)が準決勝でアンナイエンニュ・フランソン(29=スウェーデン)を下し、銀メダル以上を確定させた。

 第1ピリオドを1点ビハインドで終えたが、落ち着いて残り1分半でバックを取り同点。終盤には一気に攻め込んで7-3とし、逆転の判定勝ちを決めた。

 1回戦は2013年世界選手権女王のアリナ・スタドニク (25=ウクライナ)に11-2で危なげなく判定勝ち。2回戦はブセ・トスン(20=トルコ)にテクニカルフォール勝ち。3回戦では、ドロシー・イーツ(23=カナダ)を5-2の逆転判定勝ちで下し、順調な勝ち上がりだった。

 土性は昨年の世界選手権で銅メダルを取り、五輪代表に内定。「五輪では絶対に優勝」と頂点を目標に掲げていた。