守屋美穂(26=岡山)は今年も輝きます。一昨年の7月に同支部の先輩レーサー山口達也(28=岡山)と結婚。昨年末のプレミアムG1クイーンズクライマックス(住之江)では優勝戦進出を果たすなど公私ともに充実一途。1つのことに熱中するタイプで、趣味はアクティブな一面もあれば、大好きなスイーツに癒やされることも。ボートレースに取り組む姿勢は真剣そのもので、女王への階段を着実に駆け上がっている。

徳山ボートG3オールレディース準優戦で1着の守屋美穂
徳山ボートG3オールレディース準優戦で1着の守屋美穂

 ――どうして選手に

 守屋美穂 父の薦めですね。軽い気持ちで試験を受けて、なれるとは思っていませんでしたが2回目で合格しました。

 ――高校時代はウエートリフティングでチャンピオン(06年)になっていますよね。その経験は大きいのでは

 守屋 大きいですね。頑張ることの大切さを教わりました。やまと学校(ボートレーサー養成所)で勝率を残してデビューしたんですが、最初のころは6着ばかりだったし、フライングも多くしました。プロの世界は甘くないと痛感しました。今はA1級ですが、まだまだ頑張らないといけないと思っています。

 ――選手になって良かったことは

 守屋 普通だったら出会うことができない、他府県の方々にお会いできることですね。自分の世界が広がりました。また、いろんな土地に行くことができるのもうれしいですし、休みも固定されてなくて自由なところもいいですね。

守屋美穂(右)と山口達也は一昨年結婚。トップレーサーを目指してお互いを高め合う
守屋美穂(右)と山口達也は一昨年結婚。トップレーサーを目指してお互いを高め合う

 ――一昨年7月に同支部の先輩レーサー、山口達也と結婚。変化はあるか

 守屋 特に変わらず…(笑い)。すれ違いも多いですし、実感があまりないんです。共通の趣味はあります。ゴルフです。私の『先生』なんですよ。コースに数回出たこともありますけど、結果は散々。スコアは聞かないで下さいね。まだまだ修業中です。

 ――他に趣味は

 守屋 これ! というものはないんですよね。何か熱中するものがあれば打ち込むんですよ。強いて言えばテレビドラマを見ることかな。宿舎ではなかなか見ることができないので、ひと通り新ドラマは録画しておいて、休みの日に取捨選択して、おもしろいと感じたら一気に見ることにしています。あとは旅行ですね。国内外は問わず。印象に残っているのはオーストラリアのゴールドコーストかな。あの景色はすごかったですよ。

カフェで満喫。守屋美穂(右上)、喜井つかさ(右下)、樋口由加里(左上)、赤井睦(左下)
カフェで満喫。守屋美穂(右上)、喜井つかさ(右下)、樋口由加里(左上)、赤井睦(左下)

 ――地元の自慢は

 守屋 私、甘いものが大好きなんです。洋菓子に限らず和菓子も好きですね。よく仲間ともカフェには行きます。写真は新年会の後に行った喫茶店です。女子は甘党が多いですから。最近はまっているのは、ボート場からも近い『甘月堂』のいちご大福。本当においしいですから、ぜひ食べてみて下さい

 ――最後にボートレースの魅力を

 守屋 ライブで見てもらいたいですね。テレビでは味わえないスピード感と音の迫力があるし、何より格好いいんですよ。レース場に足を運んでいただいて、私たちレーサーの姿を見てもらいたいです。(次回は4月15日更新予定)


 ◆守屋美穂(もりや・みほ)1989年(平元)1月20日、岡山県生まれ。101期生として07年11月に尼崎でデビュー。初優勝は13年2月の鳴門一般戦。通算292勝で優勝2回。昨年獲得賞金は2821万3000円。154センチ、46キロ。血液型B。