北野武史(44=石川)が読みをフル回転させて難敵封じに挑む。

 単騎戦の初日特選11Rはしっかり先制ラインを読み切った。打鐘から逃げた早坂秀悟の3番手をキープ。結果は早坂が山中秀将にまくられたが、「山中君が強すぎただけで、読みは間違っていない」と強気に振り返った。準決11Rで連係する高橋和也から「頑張ります」とあいさつされて、「内藤(秀久)君が山中に付け切れるか? しっかり作戦を」とひそひそ声で返した。直後には地元富山でG2共同通信社杯が控える。弾みを付けるためにも、高橋を好リードして山中に一矢報いる。