5Rの林大悟(21=福岡)は今期、9場所走ってバック数が24。ほとんどのレースでバックを先制しながら、逃げの決まり手も21と徹底先行を貫いている。「誰かのアドバイスじゃなく、自分で先行すると決めています。逃げが一番、勝率が高いから」(林)と、あくまで勝つ手段としての戦法だ。今節も松岡晋乃介、小出慎也と同期との対戦でも主導権を譲るつもりはない。

 太田竜馬、竹内翼、島川将貴らS級で活躍する同期を見て焦りもある。「先輩から名前の刺しゅうが入ったS級パンツをもらいました。早くそれをおろせるように」。チャレンジで78点取れる選手は1、2班戦でも十分通用する力はある。彼らに追い付く日はそう遠くないはずだ。