<高校サッカー:広島皆実3-2鹿児島城西>◇12日◇決勝◇国立

 広島皆実(みなみ)(広島)が鹿児島城西(鹿児島)に3-2で競り勝ち、8度目の出場で初優勝を果たした。広島県勢の優勝は第46回大会の山陽(京都・洛北と両校優勝)以来、9度目。

 広島皆実は先制こそ許したが、速いパス回しで主導権を握り、前半を2-1と逆転して終了。後半途中に追い付かれたが、21分にFW金島が頭で勝ち越し点を挙げ、終盤の反撃も抑えた。

 鹿児島城西は6試合で29点を挙げ、今大会注目のFW大迫勇も10得点をマーク。ともに首都圏開催となった第55回大会以降のチーム最多得点と個人最多得点の大会記録を更新したが、鹿児島県勢として4大会ぶり3度目の全国制覇は成らなかった。