第91回全国高校サッカー選手権の決勝が14日、東京・国立競技場で行われる。

 準決勝で桐光学園(神奈川)を下した京都橘は13日、埼玉県内のグラウンドで前日練習を行った。大勢の報道陣が訪れたが、緊張感もなく軽めの調整で終えた。2トップのFW仙頭(3年)、小屋松(2年)はケガの治療を終えてから、2人で別メニュー調整。軽いランニングとバス交換で汗を流した。

 左ふくらはぎを痛めている小屋松は「初戦は緊張したけど、それ以降はいい緊張感でやれている。(ケガについては)宿泊先であまり動かないようにしているので大丈夫」と笑顔を見せた。

 仙頭は左太もも裏の痛みと付き合いながら、決勝までたどり着いた。「ケガは大丈夫。ここまで来たら得点王というよりも、優勝したい」と話した。

 米沢監督は2トップについて「2人とも出します。ケガがあるのはしょうがない。浮足立つことなくやらせたい」と起用を明言した。ここまで小屋松が5得点、仙頭が4得点。決勝でも、2人の活躍がポイントになりそうだ。