日本代表MF松井大輔(29)が、17日のサウジアラビア戦に出場できなくなった。13日のシリア戦で右太ももを痛め、15日午前、ドーハ市内の病院で精密検査を受け「右大腿(だいたい)四頭筋肉離れ」と判明した。松井は同日の練習には参加せず、ザッケローニ監督と5分間話しただけで、いすに座ったままチームメートの練習を見守った。代表スタッフは「今後、チームを離れるかも含めて様子を見たい」と話した。

 一方、シリア戦で左足首を捻挫したMF本田圭佑(24)は、ウオーミングアップなどは他の選手と一緒にこなしたものの、別調整のランニングの後にピッチから離れ、隣接した体育館でトレーナーと調整するなど、別メニューをこなした。サウジアラビア戦には出場する可能性がある。しかし本調子とはほど遠く、2日前のチーム練習に参加できなかったことは、ザックジャパンにとって痛い。