U―21日本代表は16日、ジャカルタ・アジア大会の1次リーグ第2戦に臨み、U―23パキスタン代表をで破って、14日の同ネパール代表戦に続き、連勝を飾った。

 前半2分、MF岩崎悠人(20=京都)が右足ループで先制点を決めると、ゴールラッシュ。同9分FW旗手怜央(20=順大)同10分FW前田大然(20=松本)同35分にはMF岩崎悠人がこの日2ゴール目となる4点目を挙げた。勝負は前半だけで決した。後半も得点こそならなかったが果敢に攻めた。

 森保ジャパンの連勝は、攻撃陣の突貫工事の成果だった。初戦のネパール戦は1ゴールに終わり、森保一監督(49)は攻撃力アップの練習に時間を割いた。

 試合前日15日にはジャカルタ近郊で約1時間、初戦の控え組がクロスからシュートにつなげる連係の確認に大半を費やした。森保監督は「次の試合につながることを考えた」と出た課題の改善にすぐに着手。MF岩崎は「膠着(こうちゃく)した状態で仕掛ける選手が必要。自分からゴールに向かうプレーを少しでも出せれば」と指揮官の意図をくみとっていた。

 森保監督は、フル代表との兼任という立場を最大限に生かし、活躍する選手がいれば積極的にA代表の活動にも参加させる考えを持つ。選手たちが1プレー、1プレーでアピールする気持ちを持つことは、チームの連勝街道につながるはずだ。