6月開幕の女子W杯カナダ大会の前哨戦となる国際親善試合アルガルベ杯(3月4日開幕、ポルトガル)に参加するなでしこジャパンが26日、成田空港からポルトガルに出発した。

 追加招集されたMF上辻佑実(27=日テレ)と横山久美(21=長野)を含む23選手はグレーの日本代表スーツ姿で搭乗。初招集の横山は急きょスーツを新調してもらい「初めてだとか代表だとかは考えないようにしています。緊張してしまうので。W杯にも選ばれるように、得意のドリブルで積極的に仕掛けてアピールしたい」と意気込んだ。

 佐々木則夫監督(56)は「アルガルベ杯では、もちろん全員を使いたい」とさまざま組み合わせを試す予定だ。また、現地入り後の来月1日には、11年女子W杯カナダ大会や、12年ロンドン五輪の決勝で戦った米国と練習試合を実施することも決まった。