なでしこジャパンの2015年W杯イヤーは、黒星発進となった。FIFA(国際サッカー連盟)ランク4位の日本は、同16位の格下デンマークに1-2で負けた。前半2分にDF陣の連係ミスから先制点を許した。

 同17分にはMF川澄奈穂美(29=INAC神戸)の左からのクロスを、FW大儀見優季(27=ウォルフスブルク)が左足でグラウンダーのシュート。ポストに阻まれたこぼれ球をMF安藤梢(32=フランクフルト)が左足で押し込み同点ゴールを決めた。

 だが、後半13分にDF熊谷紗希(24=リヨン)のクリアミスを拾われ、右からのクロスを合わせられて2失点目。最後まで攻守の連係を欠き、女王らしさを披露することはできなかった。

 佐々木則夫監督(56)は「W杯の第1戦を想定した厳しい戦いの中で、リズムがつくれず、勉強になった。これを反省してW杯に向けてやっていきたい」と前を向いた。

 なでしこジャパンは6日の第2戦で、ポルトガル(FIFAランク42位)と対戦する。