日本代表MF長谷部誠主将(31=フランクフルト)は17日、訪問先の宮城・南三陸町で「フットボールの難しさを改めて感じたゲームだった」と、シンガポール戦を振り返った。「1番の原因は点が取れなかったところ。非常に残念な結果と内容でした。決定力不足の解決策があるならやっているんですけどね。9月のカンボジア戦にこのドローを生かせるよう、昨日の試合を教訓としてやっていきたい」と険しい表情で話した。

 この日は、東京から始発の新幹線に乗って、東日本大震災後から交流を続ける南三陸町の「あさひ幼稚園」に足を運んだ。絵本の読み聞かせなどで41人の園児と触れ合い、「子どもたちの笑顔で少し元気になった。今日ここに来て良かった」と笑みを浮かべていた。