国際親善試合U-22(22歳以下)日本代表対U-22コスタリカ代表戦(7月1日午後7時)の公式会見が30日、会場のユアテックスタジアム仙台で行われた。

 手倉森誠監督(47)と主将のDF遠藤航(22=湘南)が出席。手倉森監督は「半年後の(リオデジャネイロ五輪)アジア最終予選、1年後の本戦に向けてチーム作りを本格的にスタートする。コスタリカは、その両方の準備になる格好の相手」と話した。

 遠藤は、3月の1次予選から約半数が入れ替わったメンバー構成に触れ「層の厚さを示したい。U-22代表が戦えるところを、なかなか機会の少ないホーム戦で見せたい」と言った。

 13年まで仙台を率いた指揮官の、かつての本拠への凱旋(がいせん)試合。「自分は東北、仙台に育ててもらった。恩返しをしたいし、東北の子供たちにも代表を身近に感じてもらいたい」と穏やかに語った。

 集客面については「はたして多くの人の前でプレーできるかどうか僕の人気が試されてる。(27日のJ1)仙台と名古屋の試合でハーフタイムにあいさつした時『ここにいる人は、みんな代表戦にも来て』と言った。その約束を守ってもらいます」と呼び掛けた。