バヒド・ハリルホジッチ監督(63)ら国内組の本隊は8日、千葉県内で軽く練習し、成田空港からシンガポールへ出発した。

 日本代表FW金崎夢生(26=鹿島)は、約5年ぶりとなる代表復帰にもマイペースを貫いた。練習開始前には、パス交換するチームメートの輪から1人離れ、ボールタッチに打ち込む場面もあった。新聞、雑誌などペン記者の前では「頑張ります」と言うにとどまり、テレビ用の取材では「チーム(鹿島)でやってきたことをやるだけです」。ハリルホジッチ監督については「頑張れと言われました」。インタビュアーから「何を?」と聞かれると「サッカーです」などと淡々と答えた。出国の際もハリルホジッチ監督や選手の一団とは別に、単独で飛行機に乗り込んだ。