U-23(23歳以下)日本代表が今日29日、リオデジャネイロ五輪前の国内最終戦でU-23南アフリカ代表と対戦する。この一戦を最後に絞り込まれる本大会メンバー18人は、7月1日午後2時から発表される。

 U-23日本代表の手倉森監督が、試合会場での公式会見に出席した。国内最終戦となる南アフリカ戦に向け「23歳以下だけで戦う最後の試合。世代のパワーをピッチに注いでほしい」と期待した。試合2日後にリオ五輪メンバーが発表される。「託す人、託される人に分かれて18人に絞られるが、世代全体で、五輪で躍進する可能性を示す試合にしたい」と集大成にする。

 最終選考を前に「これまで78人を呼んできた」と回想した。1月のアジア最終予選まで69人を招集してアジア王者に。その後、6人の新戦力を試して最後にオーバーエージ(OA)枠の興梠、藤春、塩谷が加わった。78人の思いを「リオに運んでいこう」と訴えた。

 5月のトゥーロン国際で4戦3得点に終わったFW陣に対しては「外しまくったのでゴールを取ってほしい」。最大4人とみられるFWの枠数を問われると「ワクワク(枠枠?)するぐらいの人数です」と切り返して笑わせた。【木下淳】