W杯ロシア大会アジア最終予選(9月1日、埼玉)に臨む日本代表合宿が29日、関東近郊で行われた。この日帰国したばかりのMF本田圭佑(30=ACミラン)、FW岡崎慎司(30=レスター)、FW武藤嘉紀(24=マインツ)らが合流し、21人がピッチで汗を流した。

 この日は午後5時半に練習スタートの予定だったが、天気が崩れることを見越して開始が30分早まった。MF長谷部、香川、岡崎、本田、吉田、酒井高、武藤は別メニューで調整した。香川と長谷部、本田と岡崎は、それぞれチームを組んでサッカーバレーに挑戦した。レクリエーションとはいえ、次第に勝負はヒートアップ。最後は岡崎が強烈なヘディングを「長谷部・香川組」のピッチにたたき込むと、本田と岡崎は抱き合って勝利を喜んだ。

 国内組とFW浅野、宇佐美、DF酒井宏をまじえた12人は、4チームに分かれボール回しのゲームを行った。ポジション別に白(FW浅野、小林、宇佐美)、赤(DF昌子、森重、丸山)、青(酒井宏、遠藤、太田)、黄(山口、大島、柏木)と色分け。ボール回しの後は、中盤からサイドをへてのシュート練習も行われ、左右のクロスからFW陣がネットを揺らしていた。台風が懸念されたが、天気は大崩れすることなく、公開で約1時間半にわたって練習が行われた。