先発を外れたMF香川真司(27=ドルトムント)が奮起を誓った。好調のMF清武弘嗣(27=セビリア)にスタメンを譲り、後半19分から出場した。

 けがなどもあり、所属するドルトムントでも思うような結果を残せていない中での代表。「自分の中では想定内。結果を残した選手が試合に出るということが証明された。自分は絶対的な存在ではないと思っていた」と、淡々と自身の立ち位置を受け入れていた。

 この日はFW本田圭佑(30=ACミラン)やFW岡崎慎司(30=レスター)ら長く主力だった選手がベンチスタートとなる中、FW原口元気(25=ヘルタ)やFW大迫勇也(26=ケルン)ら年下の選手が積極的にアピール。若手の突き上げが激しくなってきた。香川は「いい意味で、みんながこの状況をどう変えていくか。(本田)圭佑も岡ちゃん(岡崎)もそう」と、世代交代を狙う後輩たちとの競争を歓迎。「危機感はあるが、(次の代表の招集がある)3月までにやらないといけないことを得られた」と、前向きな表情で話した。