日本代表FW宇佐美貴史(24=アウクスブルク)が29日、羽田空港からドイツへ出発した。28日W杯アジア最終予選タイ戦(埼玉)で途中から6試合ぶりに出場。ロスタイムを合わせて10分ほどプレーしたが無得点に終わった。

 宇佐美は「裕也(久保)が結果を出してくれて、若い世代ができることも証明してくれたし、自分もやらないと」と、今回の最終予選UAE戦とタイ戦の2試合で、日本の計6発のうち5得点に絡んだFW久保から刺激を受けたようだった。

 所属クラブでは出場機会に恵まれず今季は8試合のみ。リーグ再開後の初戦は古巣のバイエルン戦(4月1日)となり、宇佐美自身は気合が入る。今季は既に公式戦で2度対戦しているが、宇佐美の出場はなかった。苦しむ点取り屋は「まずは出られるように」と前置きした上で「ありえへんぐらい強いと思うので、その強さを体感したい」と意気込んだ。