W杯アジア最終予選(6月13日)に向けて28日から始まった日本代表合宿に、アウクスブルクFW宇佐美貴史(25)が急きょ、バックアップメンバーとして参加した。

 FW乾貴士(28)が、2ゴールを奪った22日のバルセロナ戦で右足首を捻挫していることが判明。メンバー入れ替えの可能性もあり、前日27日の夜に連絡を受け、滞在していた実家のある京都府内から、この日午前に代表宿舎に駆け付けた。急な練習参加の要請だけに、宇佐美は「けっこう予定が飛んでる」と笑いながらも「来れることを光栄に思わないといけないのが代表」と話した。

 また、所属するアウクスブルクでの今後についても語った。「監督やGMから『来年は10番のポジションをやってほしい』と言われた。10番はトップ下。ポジションが変われば、見えてくる景色も変わってくる」と話し、飛躍を誓っていた。