MF大島僚太(25=川崎フロンターレ)がまたもケガに襲われた。先発した前半30分すぎ。中盤でMF森岡のパスを受けて右足でDF槙野へ戻した際、左ふくらはぎに違和感が走った。1度はそのままプレーを続けたが、32分すぎにピッチに座り込んだ。MF山口との交代を余儀なくされ、自ら歩いて退いた。

 筋肉のケガは大島の課題だった。昨年は4月に右ヒラメ筋肉離れ、9月にも左太もも肉離れ、12月の東アジアE-1選手権の中国戦でも、シュートを放った際に左太ももの肉離れと3度も負傷離脱した。今回ベルギーに到着した日にはハリルホジッチ監督から個人的に「筋肉系には気をつけろ」と念を押されていた。

 所属する川崎Fでは過密日程をこなした。3月2日から17日で5試合を消化し、うち往復22時間をかけてオーストラリア遠征もあった。この全5試合にフル出場、19日に日本をたつ過酷さだった。開幕前には「ケガせずに戦うことが大前提」と決意を示していたが、悔やまれる負傷となった。