日本代表の国際親善試合、ウルグアイ戦は16日、埼玉スタジアムで午後7時35分からキックオフされる。

ワールドカップ(W杯)ロシア大会で8強入りした南米の強豪を相手に、森保一監督(50)は3-0で勝利した12日のパナマ戦から大幅にメンバーを変更すると明言しており、W杯で主力を務めたセンターバックの吉田麻也(30=サウサンプトン)、右サイドバックの酒井宏樹(28=マルセイユ)、左サイドバックの長友佑都(32=ガラタサライ)らが森保ジャパンで初先発する見込みだ。

攻撃陣ではFW南野拓実(23=ザルツブルク)が3試合連続で先発する可能性が高い。森保監督の初陣となった9月11日の親善試合コスタリカ戦で代表初ゴール、続く10月12日のパナマ戦でも先制点を挙げて2試合連続ゴール中。日本代表で国際Aマッチ初得点から3試合連続ゴールとなれば、97年のFW呂比須ワグナー(当時平塚)以来、21年ぶり5人目の快記録となる。

初ゴールからの連続試合得点記録は5戦連発が1位で、58~59年に渡辺正(立大)がマーク。4戦連発はなく、3試合連続は呂比須の他に63年の継谷昌三(新三菱重工)、92年の高木琢也(広島)が記録している。

森保監督は初陣から2試合連続3-0の完封勝利中だが、コンセプトにする「全員攻撃、全員守備」で3試合連続完封勝ちを飾れば、歴代日本代表監督では初めてのケースとなる。もっとも、今回の相手となるウルグアイは「FIFAランク5位でW杯ベスト8。過去に優勝したこともある。前2戦より厳しい試合になる」と同監督。劣勢は覚悟している。

日本がFIFAランク5位以内の国と対戦するのは24試合目。過去23試合の成績は2勝5分け16敗と大きく負け越し(PK戦は引き分け扱い)。初勝利は10年10月8日の親善試合アルゼンチン(当時5位)戦で、FWメッシ(バルセロナ)をほぼ完璧に封じて1-0。2勝目は13年11月19日の親善試合ベルギー(当時5位)戦で3-2。その2勝はいずれもザッケローニ監督時代で、日本人監督が世界のトップ5に勝てば初めてとなる。

W杯ロシア大会16強の日本はFIFAランキング54位で、8強のウルグアイは同5位。過去の対戦成績は1勝1分け4敗、11得点18失点。直近の3戦は1-3、2-4、0-2といずれも2点差で敗れている。