2022年W杯招致を目指す日本は14日、犬飼基昭・招致委員長(日本サッカー協会会長)らがスイスのチューリヒにある国際サッカー連盟(FIFA)本部を訪れ、開催提案書(招致ブック)を提出、「立体映像など最先端技術を駆使したW杯」のコンセプトをアピールした。

 犬飼委員長と日本協会の田嶋幸三専務理事がFIFAのブラッター会長に手渡した提案書は開くと絵が飛び出す仕掛け。「208の笑顔」と称し、FIFA加盟208カ国・地域で立体映像のパブリック・ビューイングを実施する案を披露した。

 犬飼委員長は提出セレモニーで「日本の提案はとてもユニークで、唯一無二です」とスピーチ。ブラッター会長は「独創的でいいプレゼンテーションだった。日本らしさが出ていた。幸運を祈ります」と応じた。