<親善試合:日本0-1ベラルーシ>◇15日◇トルペドジョジノ

 サッカー日本代表はベラルーシ代表と初対戦して0-1で敗れ、欧州遠征を無得点での2連敗で終えた。

 試合後のザッケローニ監督の記者会見は以下の通り-W杯に向けてできた点、修正すべき点は

 海外遠征を組んでもらった理由はホームでやるときとアウェーでやるときの内容に差ができてしまうと認識していたから。この遠征を通じてどういう風に戦ったらアウェーの地で、勝利に近づけるのか、可能性が高まるのか、知るためにきた。アジアを出ると自分たちの戦いできない。それに関しては私の責任。自分が先頭に立って、どうすれば解消できるのかを、やっていかなければいけないという気持ち。

 試合ですから相手があることで、今日のベラルーシは非常にいいパフォーマンスだった。選手に言っていることだけど、欧州での4試合(10月、11月)の結果で自信を失うのではなく、自分たちの課題をいかに解消していくのかと、前向きな話をしている。私自身が先頭に立って、何が原因かを、ホームとアウェーで差が出るのは何故なのかという原因を探らないといけない。-3-4-3布陣を試した理由は

 前に進めることができなかったから打開するために内田と長友のポジションを高い位置にして、3枚のFWを助ける形にした。チームにまとまりができて、いいリズムで攻撃ができたが、長友がけがで交代を余儀なくされて、もとに戻した。長友は1対1の攻撃の勝負ができる選手。ボールの出どころを抑える守備ができて、いい距離でできるようになった。攻撃は少しだけどよくなった。-システムを替えるのではなく、選手を替えるのも手ではないか

 ゲームの流れによって替える。今日のゲームはボールの奪いどころが低かった。3トップに中盤の4枚をコンパクトにすることで人数を増やし、ピッチの中央でボールが奪えるのではないかと考えた。長友のスタートポジションが高いところにあることで、攻撃がよくなると考えた。攻撃に重きを置けるシステム。-交代に関しては

 60分くらいまで同じ布陣で戦って、その後で新しい選手を試したいというプランだったが、山口や森重という新しい選手がいい形で入れたし、いい内容だったと思う。今日の試合はこの2人がファーストチョイスだった。