サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督が八百長に関与した疑いでスペイン検察当局から告発を受けた問題で、同監督代理人のペレ・アルティガス氏が18日、電話取材に応じ「監督は来年1月のアジア・カップの準備に没頭している。今回の問題では非常に落ち着いているが、迷惑な話だと感じている」と潔白を主張する指揮官の思いを代弁した。

 スペイン在住の同氏は「まだ裁判所が告発状を受理するかどうかも分からない段階。彼は容疑者でも何でもない」と強調した。今後、告発が受理されて捜査が本格的に始まれば、バレンシア裁判所で聴取を求められる可能性もある。「今の段階でそんなことは考えていないが、基本的に応じる意向を持っている」と反論できる場で冷静に対応する方針を示した。

 2011年5月21日のスペイン1部リーグ、レバンテ-サラゴサに八百長の疑いがあるとして、当時サラゴサを率いていたアギーレ監督ら40人以上が告発された。告発状にはクラブ幹部と監督、選手らが試合結果の不正な操作に合意していたとの記述もある。