日本協会の大仁邦弥会長(70)が15日、スペイン・バレンシア裁判所が日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)の八百長疑惑に関する告発状を受理したことを受け、東京・JFAハウスで会見を行った。

 法務委員長を務める三好豊弁護士(46)の同席のもと、テレビカメラ9台、記者約50人に向けて「告発受理が正式なものかどうか、まだ確認は取れておりませんが、これまでの報道の経緯からいうと確実であると想定します」と説明。その上で「アジア杯の期間中は、代表チームの戦いを最優先にしたい。なのでこの件に関しては封印をしたい。大会が終わりましたら、協会としての考え、対応を説明する」とした。

 また、三好弁護士は「受理したことによって、裁判所が正式に捜査を開始するということで、起訴されているわけではない。捜査の後に、起訴をするかが決まる。起訴の可能性については、スペインの専門家にも聞いているが、確実なことは申し上げられない。日本では起訴されれば、99%有罪になるが、スペインではそうではない。こちらの点も向こうの専門家に聞いたが、ケース・バイ・ケースだとのこと。スペインでも初めてのケースということもあり、はっきりとした見通しは申し上げられない」と話した。