日本代表MF香川真司(19=C大阪)が27日のキリン杯パラグアイ戦であこがれのMF中村俊との「共闘」を目指す。試合展開によっては、2人で2列目に入る可能性はある。「試合を間近で見れるのは、普段経験できないこと。もちろん一緒にやれたらいい」。ベンチから動きを見つめ、さらに同じピッチに立てれば最高だ。少しでも技術を吸収し、6月のW杯アジア3次予選での生き残りにつなげる。

 この日は初めて中村俊と一緒に練習を行い、「ピッチに立ってるだけで違うオーラがある」と感激した。ボールを蹴っていると、声を掛けられた。「J2でやってたらダメだぞ、とか何とか。よく聞こえなかったですけど…」。約1時間の練習は密度の濃いものになった。

 デビューしたコートジボワール戦は「悔しい内容」と反省。今度はどん欲にゴールを狙う。得点を決めれば19歳71日で、日本代表史上最年少記録となる。「何分出られるか分からないけど、どんどんシュートを打っていきたい」と力強く宣言した。