日本代表が、予備軍で来年1月のアジア杯予選2試合を戦う。日本協会は4日、東京・本郷のJFAハウスで強化担当者会議を開き、各クラブの強化担当者と意見交換し、来年1月14日のイエメン戦、同28日のバーレーン戦は予備軍を集めることで一致した。小野剛技術委員長は「次世代を担う日本代表を抜てきして1月の2試合を戦う方向です。年齢制限は設けてない」と明かした。

 実は3日に岡田監督と小野技術委員長も、来年1月の2戦は予備軍で戦うことを話し合っており、今回はクラブと協会の意見が一致した形となった。同技術委員長は「W杯3次予選もあったし、これから最終予選もある。ずっと代表選手を集めるのは難しい」。同2月からはW杯予選が再開することもあり、代表メンバーの疲労度なども考慮した決定といえる。

 クラブ関係者は「1月は休む時期でもあるし、クラブの1年が始まる大事な時期。初めて代表に呼ばれる選手にとっては大きなチャンスでもある」。予備軍で結果を残す選手は直後の2月から再開されるW杯最終予選にも呼ばれる可能性がある。1月の2戦は、代表生き残りを懸けたサバイバルマッチとなる。【盧載鎭】