日本がU-20W杯(来年10月、エジプト)出場をかけて韓国と対戦する。U-19アジア選手権(サウジアラビア)に出場中の日本は、4日の1次リーグ最終戦でサウジアラビアと引き分け、A組を1位突破。B組2位に韓国が入ったために8日の準々決勝での対戦が決まった。勝てばW杯出場が決まる大一番で、過去37戦して5勝しかしてないライバルと対戦。A代表合流のためにチームを離れるMF香川真司(19=C大阪)を欠きながら、日本が8大会連続の世界キップ獲得を目指す。

 大事な試合を前に、牧内監督は「決勝に向けて進んでいきたい」と、あえてW杯キップを意識しないように言った。しかし、過去7大会連続で奪っているW杯出場権を獲得することは重要。12年ロンドン五輪世代の彼らが世界を経験するかどうかが、将来の日本サッカーを決めるとも言える。「ここまで来て次に負けたら意味がない」。1次リーグ3得点のMF水沼は、世界を意識して言った。