U-19(19歳以下)アジア女子選手権で優勝したFW京川舞(17=常盤木学園高)は18日、ベトナムから帰国した。「沢さんを尊敬しています。目標はここじゃない。先につなげていきたい。チャンスがあれば、より高い舞台でできる喜びはある」と、なでしこジャパン入りを念頭に置いた。

 今大会は5得点し得点王とMVPを獲得。女子W杯とは大会規模は違うが、国際大会で勲章を手にした。「攻守にわたったプレーで仲間がついてくる。自分も点をとって、そんな存在になりたい」。背後に抜け出すプレーに加え、ポストプレーも備えており、なでしこには新しいFWだ。

 吉田監督は「18人の中に加わるのはよっぽど良くないと大変。前線からの守備でスペースを消す動きも良くなった。巣立ってほしい」と課題を挙げた。京川は来季INAC神戸入りが内定している。「あの中で中心となって活躍すれば可能性はある」。京川には向上心も、なでしこに入ろうとする情熱も満ち足りている。【鎌田直秀】