なでしこジャパンMF沢穂希(33=INAC神戸)は16日、都内のホテルで行われた日本コカ・コーラ社のイベントで、良性発作性頭位めまい症からの復活への思いを初めて明かした。ロンドン五輪で同じ金メダルを目標とする競泳の北島康介(29=日本コカ・コーラ)と出席し、活躍を誓い合った。トークショーでは「一番ベストな状態で試合に入りたい」とし、万全な状態でリーグ戦に復帰する考えだ。
04年アテネ五輪で知り合い、お互い高めあってきた北島の前で、めまい症からの復活を期す沢が本心を明かした。
沢
自分自身は1カ月くらいサッカーをやっていなかったので、厳しいトレーニングをしていくと、いろいろ痛いところも出てくる。年も年なので…。一番ベストな状態で試合に入りたいので、いま毎日努力しています。
この日、会場で披露されたロンドン五輪公式スポーツ飲料アクエリアスの新CMでは、同じ五輪競技のボクシングを経験した。「サンドバッグはストレス発散になる。あの反射神経はサッカーでの速い選手に対応するのに通じる。今後はボクシングをやってみたいと思いました」。ロンドン五輪後に本格挑戦をにおわすリップサービスだ。
一般人が挑戦してみたい五輪競技のアンケート結果も予想し、勘の良さを披露。北島が答えたトライアスロンは5位までに入っていなかったが、沢は1位になった射撃をズバリ指名。「やった!」と跳び上がって喜ぶ姿には、復調間近を予感させた。
沢
人生の中で大変なこと、しんどいことは多い。悩むことも多い。自分は絶対できるという気持ちを持って、やるからには一番きれいな色のメダルをとりたい。
焦らず、じっくりの復活ロード。次節22日のなでしこリーグ福岡AN戦(レベスタ)出場も大切だが、集大成は先にある。沢の喜びは日本に金メダルを届けることだ。【鎌田直秀】

