ザックが国内に継続して目を光らせる。東アジア杯で初優勝した日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)は29日、日本に戻った。チームは解散したが、同監督は国内組23人に、韓国を2-1で撃破し優勝を決めた28日の深夜、メッセージを送っていた。

 「Jリーグの試合は毎回会場に我々スタッフが手分けして足を運ぶし、全試合の報告は受けている。Jリーグでも高いモチベーションで戦ってほしい」。これまでも言ってきた言葉ではあるが、初めて国内組のみを招集し結果を残した後だからこそ、あらためて自らの声で伝えた。

 ザックジャパンは現在、J1が行われる9会場すべてに代表スタッフ及び協会関係者を派遣。今大会に臨むにあたり、自分の目で見て代表に呼んで、期待通りの結果を残してくれた選手もいた。来年のW杯に向け、新戦力誕生は必要不可欠だ。海外組中心の選手選考に、風穴をあける下地はできた。