U-22(22歳以下)アジア選手権に出場中のU-21日本代表に欧州の目が注がれている。ロシアやイタリアなど、各国のスカウトや代理人が試合に駆け付けて日本戦をチェック。その1人がイングランドのデビッド・ホジソン氏(53)だ。

 リバプールでリーグ制覇の実績があり、89年にJ1広島の前身マツダでプレーした日本通。12日のイラン戦では、2-3から同点の無回転ミドルを決めたFW中島翔哉(19=東京V)を絶賛。「素晴らしいシュートだった。ドリブルもうまいし、魅力的な選手だ」と評価した。中島も「常に海外へ出たいと思っているし、今大会は大きなチャンス」と話すなど、アピールの場になっている。

 ホジソン氏は「名前は明かせないが、コウノ(FW幸野)に注目しているクラブもある」とも話し、今後も日本戦を中心に視察するという。(マスカット=木下淳)