3月5日開幕の国際親善大会、アルガルベ杯(ポルトガル)に出場する日本女子代表は24日、千葉県内で合宿を開始した。2年ぶりに出場するMF澤穂希(35=INAC神戸)は、若手中心で臨み5位とふがいない結果に終わった昨年大会を引き合いに出し「去年出た人は気付いてると思う。気付いてないとヤバイ。(15年の)W杯を目指すのなら1人1人が意識を高めないと」と周囲に発奮を求めた。

 もちろん、その言葉は自分自身にも投げかけている。「去年はケガが多くて、代表にも招集されたのに、良い機会をものにできなかった」と反省。3月5日の初戦は米国戦。前オーストラリア監督のサーマンニ新監督率いる宿敵に「日本を知り尽くしている監督だから、嫌なところを突いてくる。日本の強さを見せたい」。カナダW杯の前哨戦へ気合十分。なでしこジャパンに頼もしいリーダーが帰ってきた。