八百長疑惑だけでなく、マネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑惑も浮上している日本代表ハビエル・アギーレ監督(56)が28日、東京・文京区のJFAハウスで、大仁邦弥会長、原博実専務理事、霜田正浩強化担当技術委員長と4者会談を行った。1次リーグを全勝で突破したが、準々決勝でUAEに敗退したアジア杯の結果報告などを行ったとみられる。4者ともにメディアへの対応はなく、それぞれ帰宅した。日本協会関係者によると、この日も八百長疑惑による告発状が受理されたという報告は受けていないという。

 アギーレ監督はサラゴサ監督時代の11年5月、口座に2度にわたりボーナス名目で計8万5000ユーロ(約980万円)が振り込まれ、同月に2度に分けて引き出したとされている。その後の金の動きが不透明で、八百長疑惑、資金洗浄に関与した疑惑が浮上している。指揮官は休暇のため、近日中に離日する予定。