サッカー男子でリオデジャネイロ五輪切符をつかんだU-23日本代表FW鈴木武蔵(21)の恩師が27日、教え子の活躍に目を細めた。

 イラク戦で先制点をアシストした鈴木について、群馬・桐生第一の小林勉総監督(56)は「トラップ、クロスを出す判断、タイミングは素晴らしかった」と絶賛した。

 高校入学当初はスピードはあるが技術がなく、インサイドキックなど基礎から教え込んだ。高校で先発起用されたのは、3年冬の高校選手権県大会決勝から。遅咲きの逸材に「海外の屈強なDF相手に当たり負けしていなかった」と話す一方で「失点場面のクリア、決定機のシュートを外したのはまだまだ」と注文も忘れなかった。