ACL準決勝はホームアンドアウェー方式の第1戦を8日に行い、G大阪がホームの万博に前回王者の浦和を迎える。ACLで日本勢同士の顔合わせは初めて。

 初の4強入りを果たしたG大阪は、公式戦で6試合負けなしと一時の不調は脱した。右ひざを負傷中のルーカスは間に合わないが、北京五輪で右足甲を痛めた安田理は約1カ月ぶりにベンチ入りする可能性がある。

 2連覇を狙う浦和だが、リーグ戦で3試合勝ちがない。大黒柱の闘莉王が右太もも裏などにけがを抱え、万全の状態でないのも不安材料だ。

 5月のJ1ではアウェーのG大阪が3-2で勝利。ただ、試合後にサポーター同士が衝突し、両クラブに多大な制裁金が課された。ここ数年はリーグ戦や天皇杯全日本選手権で優勝を争っている因縁の対決が、今度はアジアの舞台で実現する。

 準決勝のもう1試合はジーコ元日本代表監督が率いるクルブチ(ウズベキスタン)と、アデレード(オーストラリア)がともに初の決勝進出を懸けて対戦する。