G大阪が「警告」を武器にする。ACLは累積警告2枚になると、次戦は出場停止。現在「リーチ」がかかった累積警告1枚の選手はG大阪の1人に対して、2連覇を狙う浦和は4人。DF中沢は「もちろん激しく行くべきところは行く。浦和には絶対負けたくない」と宣言。山口は「相手は熱くなる選手が多い。警告になるプレーをさせるぐらい追い込めるようにしたい」と意気込んだ。

 激しいプレーで警告を誘い、22日の第2戦(埼玉)で浦和の複数主力が出場停止になれば、一気に決勝進出への視界が開ける。G大阪が3-2で勝った5月17日のリーグ戦では試合直後に乱闘騒ぎに発展するほど、プライドがぶつかり合った。今季リーグ戦の総警告数はG大阪の32に対して浦和は51。ACLでは初の日本勢対決で、ヒートアップは確実。宿敵との肉弾戦こそ望むところだ。