闘莉王壮絶、左足首の腫れ引けば出場直訴

- 別メニューで調整するDF闘莉王(撮影・渦原淳)
故障続出の浦和DF闘莉王(27)が7日、1戦必勝のために壮絶な決意を固めた。8日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦となるアウェーG大阪戦を迎える。5日千葉戦で痛めた左足首ねんざの影響で、この日もスパイクを履けなかったが、腫れさえ引けば出場直訴する気持ちを口にした。15日にW杯最終予選ウズベキスタン戦を控える中、悪化することも覚悟の上、大一番のピッチに立つ構えをみせた。
非公開の最終調整に、闘莉王はフル参加できなかった。試合会場のピッチにはサンダルを履いて立っていた。練習前、チームの円陣に入った後、すぐにドクターとロッカールームに消えた。5日千葉戦で痛めた左足首ねんざの腫れの影響で、スパイクさえも履けない。普通ならば欠場確実な状況だ。だが、本人は出場をあきらめていなかった。
闘莉王 今日は全然、駄目だった。でも出たい気持ちはあるし、それが唯一の希望。気持ちがどれだけ治してくれるか。希望は捨てていない。少しでも腫れが引けば、あきらめないで出たいと思う。
昨季はリーグ戦G大阪戦で1-0の決勝点を挙げ、ACLではMVPとなったFW永井が右太ももなどの打撲でメンバーから外れた。過去G大阪戦9戦7発のFW高原も左ふくらはぎに不安を抱える。何より敵将の西野監督が「DFなのかオフェンスか分からない選手に自陣の近くでボールを取られることを回避したい」と、独特の言い回しで闘莉王の攻撃参加を警戒していることを明かした。自らの存在がG大阪を威圧し、FW陣を助けることを、闘莉王は分かっている。
無理をすれば悪化する可能性は高い。15日にはW杯予選ウズベキスタン戦も控える大事な時期。しかし数日前から「先のことよりもすぐの試合が大事」と壮絶な決意を口にしてきた。これまでも1週間2戦ペースの過酷日程の中で、故障しながら、欠場は1度もなかった。8日のG大阪戦に勝てば、一気にACL決勝進出が見えてくる。「できれば勝ちたい」。ギリギリまで出場意思を捨てるつもりはない。【藤中栄二】
[2008年10月8日9時14分 紙面から]
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