<アジアCL:FCソウル(韓国)2-2(PK5-4)鹿島>◇決勝トーナメント1回戦◇24日◇カシマ

 アジア初制覇を狙った鹿島がPK戦の末に敗れ去った。

 序盤からパス回しでミスが目立ち、守備陣も何度もピンチを招いた。前半5分に相手DFのクリアミスを拾ったFW興梠慎三が先制点を奪ったが、同22分にDF岩政大樹と内田篤人の連係ミスから同点ゴールを決められた。後半5分にはMF小笠原満男の左CKをMF青木剛が頭で押し込んだものの、同19分に小笠原がこの日2枚目の警告で退場すると、流れは一気にFCソウルへ。同33分にMF奇誠庸の直接FKで再び同点となった。

 延長戦で決まらずPK戦にもつれ込み、鹿島は1番手中田、2番手増田が失敗。曽ケ端が2本を止めたが、万事休すとなった。オリベイラ監督は「10人でチャンスをつくれた。勝ってもおかしくない内容だった」と選手をねぎらった。