01年以来14年ぶりの開幕連勝を狙う札幌は、前半21分、ゴール前のこぼれ球を長崎MF木村裕(20)に押し込まれ先制を許した。

 札幌はホーム開幕戦で、07年以来白星がなく、何としても本拠地初陣で勝ち点3がほしいところ。その後は今季初先発のMF宮沢裕樹(25)らを起点にチャンスをつくるも無得点。前半は0-1で折り返した。

 ハーフタイムに札幌バルバリッチ監督(53)は「中盤で簡単にプレーさせないように、いい守備をしよう」と指示を出し、長崎の高木琢也監督(47)は「後半も立ち上がりからドンドン行こう」とゲキを飛ばして送り出した。2戦連続先発の札幌MF稲本潤一(35)は前半で交代。

 1点ビハインドの札幌は後半16分、MF宮沢が2度目の警告で退場となり数的不利となった。バルバリッチ監督は、同23分、FW内村圭宏(30)を投入し、システムを変え前線に厚みをかけて点を取りにいったが、追いつくことはできなかった。札幌は初黒星、長崎はアウェーで今季初白星を挙げた。