J2札幌FWナザリト(24)が、今日11日アウェー讃岐戦で4試合連続得点を狙う。達成すれば、クラブの外国人選手では97、98年バルデス、00年エメルソン、01年ウィル、08年ダビ以来5人目。試合を翌日に控えた10日「敵地だが点を取って勝って帰ってきたい」と意気込んだ。

 “助っ人四天王”に並ぶ連続弾で、4月1勝を引き寄せる。昨季、チームは讃岐戦1分け1敗と苦手としたが、ナザリト自身は3月2日開幕戦でJ初ゴールを挙げ、敵地丸亀で対戦した7月26日も1得点を挙げた。2戦2発の“大好物”を前に「今回も勝つための準備はできている」と讃岐戦3連発での白星を誓った。

 持論がある。東京V戦で5試合ぶりに流れから得点も、今季5点中2点がPK。それでも「PKだって1点は1点」と気にしない。点取り屋として、形は問わず、どんなチャンスでも、しっかり結果に残し、チームを勢いづけるのが役目と信じてきた。

 札幌で4戦連発した選手は、J1で達成したウィル以外、唯一の日本人選手の内村を含む4人が昇格イヤーのけん引役を担った。今季は50番が着火剤となり、4年ぶりJ1へ、勢いをつける。【永野高輔】