U-22(22歳以下)日本代表の主力を集めたJリーグ・アンダー22選抜(U-22選抜)が、2位町田に0-1で完封負けした。

 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるU-23アジア選手権(来年1月12日開幕、カタール)に向けて、U-22代表の手倉森誠監督(47)が今季初めてコーチとして指揮。最終予選の組み合わせ決定後、最初の対外試合を勝利で飾りたいところだったが見せ場なく完敗した。

 出場した15人はすべてJ1所属選手で、U-22代表でも中心メンバーだった選手が多い。それでも力なく負けた。選手起用の制約の関係で後半から3バックにしたが、27分にCKから失点。警戒していた191センチの相手FW戸島に頭で決められた。最後はDF植田直通(20=鹿島)を最前線に上げるパワープレーも試したが、不発だった。無得点。最終予選に不安を残す結果となった。

 コーチ登録ながらテクニカルエリアに立ち続けたU-22代表の手倉森監督は「歯がゆいですね。負けを厳しく受け止めないといけない。もっと攻撃面をすり込んであげれば良かったという個人的に反省しつつ、メンバー構成を変えることも考えていかないと」と説明。代表としては先月のJ2京都戦(1-2)に続く連敗となり「最終予選まで3カ月。個人、そしてグループで点を取れるチームにしていかないといけない」と、今後は攻撃陣のテコ入れを図る方針を口にした。