J1年間王者に輝いた広島の得点源であるブラジル人FWドウグラス(27)が、中国リーグの広州富力からエース候補としてリストアップされていることが5日、分かった。関係者によると、既に身辺調査を受けている模様だ。同クラブはG大阪のFWパトリックにも触手を伸ばしており、今後正式オファーが届く可能性が出てきた。

 ドウグラスは10年にJ2徳島入りし、昨季途中から京都に期限付き移籍した。今季から広島に移ると、眠っていた得点力が一気に開花。J1で21得点を挙げ、3年連続得点王に立った大久保(川崎F)に次ぐ2位になった。まだ27歳と若いため、中国だけでなく、中東など各国リーグの補強リストの最上位に名前が挙がっているという。

 広州富力は、13年まで名古屋の指揮を執ったストイコビッチ監督が8月に就任。豊富な資金力で川崎Fで活躍したFWレナトを獲得するなど、Jリーグの選手を補強対象にしている。