日本サッカー協会の会長選挙が1月31日に行われ、田嶋幸三副会長(58)が当選した。任期は2年。3月27日の役員改選で正式に新会長となる。新制度での初めての会長選は原博実専務理事(57)との一騎打ち。東京・JFAハウスでの臨時評議員会で評議員75人による投票が行われ、田嶋氏40票、原氏34票、白票1票となり、理事会からの候補者でもあった田嶋氏が制した。

 会見した田嶋氏は「開かれた協会、ブレない協会、日本一働きやすい組織に」などと語った。掲げてきた19年秋からのJリーグ秋春制導入の流れも加速することが確実。唱えてきた「育成日本復活」に真っ先に取り組み、2年に1度の選挙実施の是非も問う。原氏については「マニフェストがかぶる部分があった。そこは一緒にやっていかないと」と配慮。その原氏は「堂々と戦ってきたつもり」と敗戦の弁を語った。