J2山形はホームで清水と対戦し0-1で敗れた。前半32分に失点し、巻き返すことなく終戦した。ホーム2連敗で今季開幕から5戦未勝利。故障者も相次ぐ苦しい台所事情で迎えた一戦とはいえ、昨季J1で戦っていたチームとは思えない、厳しい現実に直面した。

 攻撃ができなかった。記録上は10本のシュートを放ったが、得点には遠い内容だった。ボール保持者不在で落ち着き所はなく、サイド攻撃一辺倒。MF山田は「コンビネーションもビルドアップも形が確立されてない。つなぎの部分もうまくいかず…試合が終わってしまった」とうなだれた。

 まず1つ白星が欲しい。途中出場で果敢にドリブルで仕掛けたDF高木利は「下を向いてる暇はない。前に前にと意識していきたい。そうすればチームも活気づいてくると思う」と前を見た。石崎監督は「何とか苦しい状況を乗り切るようトレーニングを続けていきたい」と話した。