仙台のFW金園英学(27)が、今日1日のアウェー広島戦で今季リーグ戦初先発する可能性が高まった。3月27日のナビスコ杯柏戦でも先発フル出場し、直近の紅白戦でも主力組でプレー。プライベートでも3月25日に結婚したばかりの元日本代表ストライカーは「(今季は)まだ点を取ってないんで。とにかく1点目を取りたいっすね」と意気込んだ。

 結婚直後の柏戦では前半31分にネットを揺らしたが、オフサイドで「祝弾」は幻に消えていた。「妻のためにとか、指輪にキスとかは恥ずかしい」とは言うものの、「早めに」結婚後初ゴールを決めたいという思いは胸にある。

 「喜んでくれるとは思います」という新妻へ、そしてクラブハウスに結婚祝いの花を贈ってくれた恩師への「感謝弾」を狙う。花の差出人はJ1磐田の名波監督だ。磐田時代に約3年半にわたりコーチとして師事。シュート指導などを受けた恩師からのお祝いに「うれしくてジーンときた」と笑顔で明かした。

 今節、ともにリーグ初先発が見込まれる右サイドのMF水野とも息ピッタリ。「一番最初に動きだすのは僕ですし、コウキさん(水野)がボールを持った時にうまくコンビネーションを生み出して決めたい」。新ホットラインも完成させ、広島を撃破して帰ってくる。【成田光季】