DF西村竜馬(22)がJ1デビューを狙う。新潟は16日、ナビスコ杯予選第5節柏戦(18日・日立柏)に向けた練習を聖籠町のクラブハウス練習場で行った。

 西村は6対6の試合形式で、1対1の守備を的確にこなした。185センチのセンターバック。体の強さには自信がある。課題にしている最終ラインからの組み立ては、「以前よりもプレッシャーを感じずにパスを出せる」と手応えがある。

 リーグ戦第12節の浦和戦で今季初のベンチ入りを果たした。J1でのベンチ入りは、新潟ユース(現新潟U-18)所属だった11年のリーグ戦第18節C大阪戦以来5年ぶりだった。吉田達磨監督(41)は「何かを発揮しようという姿勢がある」と意欲を買う。西村も「次は試合に出たい」と、まだ達成していないJ1デビューを意識している。

 12年、ユースからトップに昇格した直後に期限付き移籍。4年間で3クラブを渡り歩き、今季JFL沼津から復帰した。「柏戦で出場のチャンスが来たら、慌てずにプレーしたい」と西村。デビューをイメージし、アピールを続ける。