ドイツ1部アウクスブルクへの完全移籍が決まったG大阪のFW宇佐美貴史(24)が、移籍を「即決」したことを明かした。

 21日、大阪・市立吹田スタジアム内で会見。決断した背景について、宇佐美は「金銭面のこだわりはなかったです。熱意とオファーのタイミングを大事にしたかった。獲得したい気持ちを1番感じた。即決で決めました」と明かした。

 自身2度目の欧州挑戦。宇佐美は「ガンバを愛している。こんなに愛するクラブでサッカーができるのは幸せ」としながらも「挑戦のない人生、壁にぶち当たらない人生は、らしくない。ゼロから環境をつくっていく。壁にぶち当たって、コケて、また立ち上がる人生を選びました。楽しくないかも知れないが、自分のサッカー人生のために、ワガママではありますが移籍を決断しました。今回は完全移籍。人生をかけた再挑戦になる。失うものも大きいが、得るものもある。爆発的に成長できるかは、自分自身にかかっている」と語った。

 会見は終始、笑顔だった。宇佐美は「笑顔で(移籍を)報告したい。どうせ(ラストマッチとなる)名古屋戦後のセレモニーで、我慢できなくて泣いてしまうから」と素直に話した。