川崎Fは念願の初タイトルに1歩届かなかった。

 試合終了後、しばらくして場内に鹿島勝利のアナウンスが流れる。快勝に笑顔もなければ、極端な落胆の色もなかった。第1ステージで喫した黒星は浦和戦だけ。

 風間八宏監督(54)は「結果的に連敗も2試合続けての引き分けもなかった。成長している」と手応えを口にした。

 FW大久保嘉人(34)は後半39分に足がつったためベンチに下がった。6本のシュートを放ったがゴールはならず「きょうは自分の日ではなかった」と話した。第1ステージ2位に「今、この順位にいるのは年間のチャンスがあるということ。これを続けて勝ち点を重ねていきたい」と話した。