磐田のU-19日本代表FW小川航基(18)が7日、リオデジャネイロ五輪日本代表のトレーニングパートナーに選ばれた心境と意気込みを語った。

 5日にU-19の米国遠征から帰国し、7日に磐田市内で行われた練習に参加。30度を超える暑さの中、大量の汗を流した後、「目標を持っていかないと、成長できない。興梠選手は、ボールを失わない。ボールの置き所を勉強したい」と言った。

 練習相手とはいえ、事前合宿で代表に帯同。オーバーエージ(AO)枠で招集された浦和FW興梠慎三(29)ら、レベルの高い選手とともに過ごせる貴重な機会だ。30日に開催されるU-23ブラジル代表との親善試合には、出場機会を得る可能性がある。ブラジルは、AO枠でFWネイマール(バルセロナ)を招集しており、小川航は「テンションが上がる。(実際に対戦する)すごいチャンスだと思う」と言った。

 代表活動が多く、磐田ではリーグ戦出場機会を得ておらず、悔しさはたまっている。「チームに帰ってきた時にアピールできるように、結果を残してきたい」。その思いを胸に小川航はまた海を渡る。【保坂恭子】